acaa
- 住所:
- 神奈川県 横浜市中区石川町2-78-10-4F
- 会社URL:
- http://www.ac-aa.com
- FAX:
- 045-228-7062
岸本和彦 acaa
神奈川県
建築家
電話:045-228-7072
広がりと籠もり感、明るさと陰影のバランスが大切です。家の大きさや部屋数、最新の設備といった価値観の物差しで、美しく豊かな生活空間を実現することは出来ません。
早稲田大学理工学術院 創造理工学研究科 建築学科を論文「地形のメタファーによる設計手法」にて修了。(入江正之研究室)
エーアンドエー建築計画研究所勤務(設計主任)を経て、1998年に(有)ATELIER CINQU建築研究所を設立。代表取締役に就任し、2007年に(有)acaa建築研究所に組織改名。2004年から2014年にかけて東海大学工学部建築学科の非常勤講師を務め、現在、東京デザイナー学院建築デザイン科非常勤講師。
受賞歴には、International Design Award, Perspective Award, Architizer+A Award, The International Architecture Award, 2A Asia Architecture Award, モダンリビング大賞, INAXデザインコンテスト, tepco住宅デザインコンテスト, 日本建築家協会優秀建築選, 中部建築賞, 長崎県木造住宅コンクール, 神奈川建築コンクール, 川口市都市デザイン賞, 北上市 景観賞, 東京建築士会住宅建築賞, 日本建築士会連合会賞, 日本建築学会作品選集, JIA東海住宅建築賞, JIA東北住宅大賞など多数。
小さな変形敷地を楽しむ家
上から見ると旗竿のような形をした変形敷地。
約6mの竿部分を差し引けば、建築に使える旗の部分の面積は実質20坪ほどしかない。
旗部分の敷地を細長い建物と中庭で分割し、中庭側に部屋が部分的に突き出すような構成とした。
動線を短くして便利にすることも大切だが、この旗竿状の敷地を生かすには、
あえて便利さは追求せず、空間の高低差で奥行き感を出すなど、
住み方にあわした楽しさを追求した。
- 中庭
- 変形敷地
- 竹林
- 狭小住宅
緑道を望む階段リビング
鎌倉の緑道に面したこの住宅は、ハイキングの人々との目線を考慮して1mほど持ち上げられた床が特徴です。深く長く延びた庇に護られた縁台が、ダイニングと緑道を繋ぎます。
このダイニングは、階段状のベンチの下に計画され、様々な使い方に対応できるだけでなく、日常的にも自由に居場所を選定出来るメリットがあります。1階から2階を繋ぐスキップフロアがベンチになったような、そんなダイニングです。キッチンの正面には緑道の紅葉を眺めることができ、客間を兼ねた畳の間からは桜を眺めることが出来ます。今はほぼ失われた縁台の懐かしく美しい風景が特徴です。
1階の洗面とトイレに向かう廊下は、陰影のある露地空間としてデザインしました。
- 眺望
- 階段
- 平屋
- 縁側
- 庇
- 障子
- モダン和風
- 露地
- 趣
細長い敷地を生かす空間への仕掛け
施主が湘南の人気のエリアでやっと見つけた細長い敷地。
奥行き約19mに対して、間口が7mで奥になるほど狭くなる。
単なる細長い箱では、この長さを生かすことはできない。
長さを自然に体感できる魅力ある空間にするため、建物を折り曲げ、生まれた空間に前庭、中庭、奥庭と3箇所の庭を設けた。
さらに長さ、高さを生かすため、素材の色や質感の変化、そして光や視界に変化をつける様々な仕掛け空間に施した。
- 中庭
- 前庭
- 奥庭
- 中2階
- 内路地
- 敷瓦
- 大谷石
- 細長敷地
- 狭小住宅
立体図書館のある都市住宅
都市に建つ狭小の二世帯住宅です。立体構成された子世帯の住居部には、階段状のベンチがあるまるで図書館のような書斎、勉強の間があります。ここは最上階への動線でもありますが、思い思いに座り、様々な使い方が想定されます。ダイニングにもベンチを設え、奥のお座敷への上がり口を兼ねつつ、露地と家の関係を縮景として扱っています。
狭小住宅に在りがちな世知辛い雰囲気にはありえない、玄関ポーチにはのれんを、玄関には趣のある手洗いと障子の入り口を。ひとつひとつの素材と在り方を吟味して丁寧にデザインすれば、狭小住宅とは思えない広がりと趣を得ることが出来ます。
- 二世帯住宅
- モダン
- 階段
- ナチュラル
- 狭小
- モダン和風
- のれん
- 立体
- 図書館
紅葉とデッキを包みコートハウス
都市郊外に建つこの住宅は、周辺環境の変化に対応するためにコートハウスとなっています。平屋建てですので中庭からの空がとても広く、開放的に過ごすことが出来ます。とりわけガラス張りとなっているダイニングは、中庭のデッキとの連続感があります。リビングとダイニングは僅かにくびれた空間で分節されていますが、中庭を共有しているため、一体感があります。夕景にもなれば屋内と屋外を隔てるものがなくなり、広々とした一体化された空間が立ち現れます。
- 中庭
- デッキ
- 平屋
- 縁側
- ガラス
- コートハウス
- のれん