株式会社 アルファヴィル一級建築士事務所
- 住所:
- 京都府 京都市右京区西院上花田町32
- 会社URL:
- http://a-ville.net
- FAX:
- 075-312-0416
竹口 健太郎 + 山本 麻子
京都府
建築家
電話:075-312-6951
映画やビリヤードを楽しむ、ホールのような家
若いご夫婦のための住まい。
建て主の希望は、帰宅後や休日に食事や趣味を楽しむための家。
「個室や窓はいらない」という建て主が代わりに望んだのは、本格的なビリヤード台を置くためのスぺ―スやホームシアターだった。
ビリヤード台は1.7×3m。
その周りにキューを引くための余白をとらねばならず、広いスペースが必要となる。
そこで、屋根を折り曲げることで強度を高め、柱の無い大空間を実現。
60㎡の無柱空間は敷地の傾斜に沿ってスキップフロアにした。
玄関からフラットに続く土間をビリヤードスペースに、階段の上をダイニングキッチンとした。
ダイニングへ上がる階段の一部にはソファを埋め込み、ソファに座ると正面の壁に映る映像を鑑賞することができる。
ダイニング上部の吹き抜けはロフトのような2階に続く。
2階もまた柱のないワンルームで、そこに寝室とバスルームを配置。
寝室とバスルームの間はガラスで間仕切り、床のレベル差で緩やかに空間が分かれている。
閉じた空間の中で遊びを存分に楽しむ、都会的な、新しい形の住まいが完成した。
- シンプル
- モダン
- スキップフロア
- ホームシアター
- コンクリート
- 土間
- シック
- スタイリッシュ
家族と街の未来を見据えた窓の家
下町風情漂う街に立ち並ぶ町屋の間に建つ、建築家の自邸。
銀色をした箱型の建物は、住宅というより小さなビルのように見える。
建物を道路から見ると直方体に見えるが、実は東西の両端には三角形の切り込みがあり、2か所の切り込み部分にそれぞれ、アルミサッシの窓が上下に並んでいる。
このふたつの切り込みに部分によって隣家からの視線を遮り、プライバシーを保ちつつも光や外の景色
を効果的に取り込むことを可能にした。
建物は、敷地に沿って細い柱を建てた、鳥かごのような構造。
東西ふたつの切り込みによって内部には「くびれ」ができ、空間を緩やかに分節している。
建坪わずか9坪でありながら、内部は狭さを感じさせない、スケール感ある空間。
天井の高い1階ダイニングからは階段越しに2階リビングが見え、リビングからは1階から3階の天井まで視線が抜ける。
細い柱がたくさん並んでいるため床を増やしやすく、空間構成を変えやすいのも特長。
今後オフィスや店舗、ギャラリーなどにも転用することができる。
家族だけではなく街の財産ともなるような、無限の可能性を持った住まいが完成した。
- シンプル
- モダン
- モノトーン
- 狭小住宅
- 土間
- 住宅密集地
- アルミサッシ