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アソトシヒロデザインオフィス

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住所:
東京都 練馬区早宮1-18-17-311
会社URL:
http://www.asotoshihiro.com/

阿蘓 俊博

東京都

建築家

電話:03-5934-0127

1976年、東京都世田谷区生まれ。2000年、日本大学理工学部建築学科卒業。2002年、日本大学大学院(理工学研究科建築学専攻)博士前期課程修了。2003年から7年間、ツナミデザイン一級建築士事務所に所属。2010年、アソトシヒロデザインオフィスを開設。
住まいを設計する際にもっとも重視していることは、その住まいに住まうご家族と「一緒に設計する」ことです。ご家族一人ひとりの個性や考え、その土地の環境にあう家をつくっていきたいと考えています。

入れ子の箱でつくる広がりのある立体ワンルーム

リビング

中層ビルやテナントビルが混在する街に建つ家。
約22坪の敷地に建てたのは、底面6.5m四方の白い箱型の建物。
コンパクトな建物の中には、驚くほど明るく開放的な空間が広がっている。

内部には外形と同じような2つの入れ子の箱を設けた。
2つの箱の間は階段とし、その階段を上るとダイニングが現れる。
箱の上部は、リビングとキッチン。
ダイニング、キッチン、リビングの順に、徐々に床レベルが高くなっている。
6.5m四方の平面でLDKをワンルームにすると中途半端な広さしかとれないが、LDKの床レベルに差をつけて立体的な一室空間にすることで、広がりのある豊かな空間が実現した。
リビング、ダイニング、キッチンのどこにいても家族の声と視線が通り、程よい距離感で繋がることができる。

大きな開口部が無いのに室内が光に満ちているのは、階段室のトップライトから差す光が白い壁に反射するから。
また、随所に設けた小窓はプライバシーが守られた位置を計算して配置され、外部からの視線を気にせず光や風を取り込むことができる。

地上に庭がとれない代わりに設けたのは、約24畳の広々としたルーフテラス。
洗濯物を干したり、バーベキューをしたり、お子様の外遊びの場になったり…腰壁によって守られているので、視線を気にせず過ごすことができる。

窮屈になりがちな都心の小さな家。
3つの箱を適度な距離で配置し、視線や光、風の流れをつくることで、開放感溢れる心地良い住まいが実現した。

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