Méga
- 住所:
- 京都府 京都市左京区高野清水町71
- 会社URL:
- http://www.mega71.com
- FAX:
- 075-712-6489
長坂大
京都府
建築家
電話:075-712-8446
様々な人がいるように、住まいも様々でいいと思います。平凡な家、徹底的ローコスト、変な敷地や変な家、究極の豪邸、いずれも相談にのります。
庭も含めて敷地全体の住環境が設計対象です。敷地に樹木や石垣がある場合、それをなるべく生かして設計したいと思います。
1960年神奈川県生まれ。京都工芸繊維大学卒業。アトリエ・ファイ建築研究所を経て、’90年Mega設立。奈良女子大学准教授を経て、現在、京都工芸繊維大学教授。
緑に囲まれ街を望む、展望台のような家
京都の街を見渡すことができる、高台に建つ家。
敷地は前面道路とともに急勾配で、直角三角形のような形をしている。
風致地区*の指定もあり厳しい条件だが、緑に囲まれ街を一望する抜群の眺望を最大限に活かした住まいを目指した。
建物は、鋼管杭上の鉄骨ステージを基礎にした木造2階建てに。
地面から建物が浮かぶように建っている。
敷地が急勾配なのに加え高さ制限もあるため、床が水平にならなかった部分はスキップフロアとした。
2階に設けた玄関を入ると、細長い建物の端から端まで視界が抜けるワンルームの空間が現れる。
直角三角形様の敷地の長手方向には京都の街並みが広がり、横長の窓が景色を切り取る。
妻側の両端にも大きな開口を設け、また違った景色を望む。
北東のダイニングから続くウッドデッキの外には隣地の木々が生い茂り、料理をしながら、食事をしながら豊かな緑を楽しむことができる。
街並みや木々の緑、窓が切り取る景色は天気や季節ごとに表情を変え、毎日見ていても飽きないのだそう。
まるで展望台のような住まいが完成した。
風致地区…都市計画法において、都市の景観、自然美を保全するための制度。
- テラス
- モダン
- ウッドデッキ
- スキップフロア
- 薪ストーブ
- 土間
- 切妻屋根
- 木造2建て
並木の緑を取り込んだおおらかな家
川の土手に面して建つ家。
土手の上の街道沿いには、高さ18mもの大木が並んで見事な並木をつくりだしている。
大木が立ち並ぶ道路は家の2階レベルにあたり、1階部分は木の陰になって採光が見込めない。
道路の騒音と視線をカットしつつ、いかに外部の自然を取り込むかが課題となった。
そこで、LDKは明るく並木の緑が見える2階に配置。
並木の見える2階北西側は全面が窓となっており、窓いっぱいに緑が広がる。
窓の外のテラスには大人の目線ほどの高さのある腰壁を設け、道路が隠れるようにした。
1階部分には個室や水回りを配した。
1階の玄関土間は約6mの大きな吹き抜けになっており、住まい全体に一体感をもたらしている。
内部は自然素材に包まれた、おおらかな空間。
柔らかな質感のパイン無垢材の床、粗めに仕上げたモルタルの左官壁や、テラスや土間には、雨に濡れると緑色に変化するスレートを取り入れた。
そんな素材感溢れる空間を、リズミカルに連続した山型の登り梁が包み込む。
素材の味わいを感じられる住まいの中から見えるのは、空と並木の緑。
森の中で暮らしているかのような、心地良い住まいが完成した。
- テラス
- シンプル
- モダン
- ナチュラル
- 無垢フローリング
- 土間
- パイン材
- モルタル
- 登り梁
- スレート
自然と共に暮らす、森のそばの家
森の調査研究を仕事とする、森が大好きな夫婦が建てた「森のそばの家」。
住宅地でありながら近くには原生林があるという絶好の立地。
約115坪の敷地に、建主のライフスタイルを反映した住まいをつくった。
完成したのはシンプルな直方体の、木箱のような家。
外壁には地元北海道産のカラ松の間伐材を張り、荒っぽい木肌が味わいを出して周囲の自然に溶け込んでいる。
家の周囲を木々が囲み、いずれそれらの樹木が大きくなれば、林に囲まれたような住まいとなるだろう。
2階建ての建物のうち1階にはスキー用品などアウトドア用品も収納できるガレージや、書斎、寝室や水回りを、2階にはテラスとLDK、音楽室を配置した。
2階は視界が大きく開けた、開放的なワンルーム空間。
南側は大開口で外と繋がるっているが、テラスを介しているため外部の視線を気にすることなく開放感を味わうことができる。
リビングの壁一面に造作したオープン棚には夫婦が収集した物や本がディスプレイされ、博物館や図書館のよう。
リビングの奥につくった音楽室では、ギターやチェロ、マンドリンや尺八といった楽器の演奏を夫婦で楽しんでいる。
大好きな森を身近に感じながらやりたいことをして暮らす、建主の「好き」が詰まった住まいが完成した。
- 吹き抜け
- テラス
- シンプル
- モダン
- ナチュラル
- ワンルーム
- ガレージ
- オープン棚
- カラ松間伐材
緑の庭で人との繋がりを感じる賃貸併用住宅
経営する賃貸アパートの1階に、オーナーとして住んでいた建て主。
築40年を超えて建物が老朽化したのを機に、建て替えることとなった。
建て主ご夫婦が望んだのは、庭を眺めながら暮すこと。
そこで以前はコンクリ―トの駐車場だった部分に土を入れ、雑木林をつくった。
2階の貸部屋は2戸に減らし、緑豊かな庭とアプローチは入居者と共有する。
オーナーである建て主ご夫婦の1階の居住空間は、シンプルでオープンな空間。
東西に奥行のある建物の東側には銅版画家であるご主人のアトリエを、西側には寝室を、その真ん中にはダイニングを配置。
それぞれのスペースは間仕切りで半分仕切られているが、庭に面する南側部分は東から西までひと続きになったオープンな空間。
大らかに外とつながり、広がりを感じられる。
緑に包まれた林のような庭は、ご夫婦だけではなく来客や入居者、また入居者の友人など様々な人が集い行き交う場所。
庭を介して人と繋がる賃貸併用住宅で、緑を眺めながら心穏やかな時間を送っている。
- 庭
- シンプル
- モダン
- アプローチ
- シック
- アパート
- 賃貸併用住宅