石川淳建築設計事務所
- 住所:
- 東京都 中野区江原町2-31-13第一喜光マンション106
- 会社URL:
- http://www.jun-ar.info
- ブログ:
- http://jun-ar.blog.so-net.ne.jp
石川 淳
東京都
建築家
電話:03-3950-0351
東京理科大学工学部建築学科卒業後、建築家・早川邦彦氏に師事
インターデザインにて住宅、デザイナーズマンション、オフィスビル等を設計担当
2002年石川淳建築設計事務所設立
2009年~2013年東京理科大学工学部建築学科非常勤講師
デビュー作の「Yケンネル」が専門誌に発表され、その後、TV朝日渡辺篤史の建もの探訪、朝日新聞、女性誌等で多数掲載される
その後の発表住宅作品もTV、専門誌、一般誌で国内外で広く取り上げられている
シンプルなイエ型住宅「OUCHI」シリーズとハコ型の「ハコノオウチ」を中心に設計活動を行っている。
創作と生活を両立した心地良いアトリエハウス
巾5m、奥行20mの細長い敷地に建つ、箱型のシンプルな家。
銅版画家である奥様のアトリエを兼ねた住まいを計画した。
課題となったのは、創作の場であるアトリエと住空間との距離感。
建て主は、住居からアトリエに通勤するような感覚で移動できるスタイルを望んだ。
最もパブリックな場となるアトリエは1階に配置。
道路と同じレベルにアトリエを配することで、機材や作品の搬入、搬出もスムーズに行える。
天井は3mと高くとり、安定した光を取り入れられるようにした。
プライベート空間であるLDKは2階に配した。
玄関ポーチから伸びる長い階段でアクセスする。
LDKはスキップフロアになっており、ダイニングとテラスの間にできた‟谷”の部分にリビングがある。
テラスやトップライトが空を切り取り、住宅密集地に居ながら光に満ちた空間を実現した。
創作の場と生活の場がほどよい距離感で共存した、心地良いアトリエハウスとなった。
- 箱型
- シンプル
- モダン
- スキップフロア
- アトリエ
- モノトーン
- 住宅密集地
- 床下収納
斜め窓の”おうち”の中に広がる「からくり箱」
傾斜地の頂上、街を見下ろす見晴らしの良い場所に、切妻屋根の”おうち”がある。
真っ白な外壁の極めてシンプルな外観だが、見る人を驚かせるのは窓の形。
横長の窓が、壁を斜めに切り取っている。
窓を斜めにしたのは、近隣の目を気にせず眺めを愉しむための工夫。
春になると近くの公園の桜を、遠くには遊園地の観覧車も見渡せる景色の良い場所だが、大きく窓を取るとプライバシーの確保が難しくなる。
そこで細長い窓を斜めに配し、周囲からの視線をカットしつつも、足元から上方まで変化に富んだ開けた眺望を得た。
また、階段を窓に沿って設けたことで、階段を上り下りするごとに景色の変化を楽しめる。
3階建ての家の中の、空間構成も特徴的。
最も眺めの良い3階に生活の中心であるLDKを、2階には和室とクローゼット、1階には寝室や子供室、水回りを配置。
1階の寝室には2階の小部屋につながる専用の階段があるのだが、その小部屋は2階の和室となつながっていない、隠し部屋のような場所。
階段の途中には、1階の子供室とその先の庭まで見通せる場所がある。
大小の部屋が上下・左右に思わぬところでつながるからくり箱のようなつくりになっており、家のどこに居てもおもしろい。
可愛らしい”おうち”の中に、変化に富んだワクワクする空間を完成させた。
- シンプル
- モダン
- 3階建て
- 斜め窓
- 切妻屋根
シンプルな”おうち”で本に囲まれて暮す
都内の住宅密集地、約30坪ほどの敷地に建つ、木造2階建ての家。
切妻屋根のシンプルで可愛らしい”おうち”の中には、思いがけない空間が広がる。
1階のLDKは開放的な吹き抜けの空間。
そしてリビングの壁一面には、大容量の本棚が。
1階から2階までを貫く吹き抜け一面が本で埋め尽くされている姿は、圧巻。
壁一面に収納された書籍の数々が、インテリアを彩っている。
大容量の書棚のほかに建て主がこだわったのは、リビングを通って個室に行く形の住まいにし、リビングで家族が顔を合わせる機会を多くつくること。
住宅密集地ではリビングを2階に配することも多いが、ここでは生活の中心となる場としてリビングを1階に配置。
リビングダイニングには地窓をめぐらせ、天窓も設けたことで、プライバシーを確保しつつも光と風を獲得した。
家族で本棚を共有しながら、吹き抜けで繋がった空間でコミュニケーションをとりながら過ごす毎日。
大好きな本に囲まれて、穏やかな時間を過ごしている。
- 本棚
- 吹き抜け
- ウッドデッキ
- 地窓
- 壁面収納
- 天窓
- 住宅密集地
- 塀
- 濡れ縁