Life style工房
- 住所:
- 福島県 二本松市油井字松葉山6
- 会社URL:
- http://www.lifestylekoubou.com/
- FAX:
- 0243-22-6116
Wood Creator 安齋 好太郎
福島県
建築家
電話:0243-22-1298
『アイディアをカタチにする』
私達が大切にしていることは、いつも身近にある存在を設計すること。
決まったルールの中だけではなく、
物の見方を広げることにより、更なる建築の可能性を見出し、
新しい選択の幅を提案するのが私たちの仕事です。
お客様との会話の中から、ライフスタイルや、使い手のストーリーを考え、
使い手が本当に望むものを見つけ出し『カタチ』を描いていきます。
似ている地形があっても、光・風の流れまで、全く同じ環境はありません。
その風土に合わせ設計することも重視しています。
『文化』 『環境』 『素材』
この3つを大切に考え、今までのよい素材をそのまま使うだけではなく、
発想の転換から、良い物を更に良い『モノ』として進化させ、 今までの培ってきた大切な文化は残し、地域環境を豊かにし、
今後の自然素材の在り方を広い視野でトータル的に考え、 建築を通して提案・発信していきたいと考えています。
自然と共存し、土地に根付く家
里山と畑に囲まれ、周囲の自然に溶け込むように建つ家。
日本の原風景のような環境の中、まるでずっとそこにあったかのような佇まい。
建て主がお祖母様から受け継いだ思い入れのある土地。
豊かな自然環境に囲まれ、野生動物の姿を見かけることもあるのだそう。
この土地の自然体系を壊さず、人が自然と共存できるような家づくりを目指した。
建物の外壁は、基礎工事の際に生じた残土を固めてつくった土壁とレンガ。
さらにレンガはワークショップを開いて建て主と近隣の人とが協力して一緒につくったもの。
その土地から出る自然素材とその土地の人が持つ力を活かして家を作り上げた。
内部は柱の少ない、開放的な大空間。
空間は家具で間仕切りをし、長年のライフスタイルの変化に応じて空間構成を変えることができる。
リビングの南側全面には全長6mもの窓を配し、大開口で内と外とがつながる。
周囲の自然との一体感がある住まいとなった。
- レンガ
- 平屋
- 土間リビング
- 土壁
- スケルトン
- インフィル
太陽の光が移ろう日時計の家
建て主奥さまの実家から譲り受けた、34坪の敷地。
ご夫妻の希望は、家族の距離感が近い広々としたリビングの平屋。
フラワーアレンジメントの講師である、実家のお母さまが教室を開くスペースも必要だった。
打ち合わせを重ねる中で、奥さまの昔からの夢である絵本の部屋も実現することに決定。
キッチンとリビングを中心に、放射状に個室を配置するプランを採用した。
寝室からリビング、絵本の部屋やアトリエへと太陽の光が移動する様子は、まるで日時計のよう。
家族がそれぞれに好きなことをしながらも、存在をゆるやかに感じられる家が完成した。
- 平屋
- アトリエ
- モルタル
- アスファルトシングル
- 屋根裏
身近な木材で雪と共存、合掌造りの家
昔から住み慣れた実家の敷地で、家づくりをスタートした建て主。
母屋とビニールハウスが並んだ土地は、福島の豪雪地帯に位置している。
雪との共存のため考えたデザインは、昔ながらの風景が残る地域にも馴染む「合掌造り」。
コストが抑えられ汎用性の高いSPF材を合計1,200本使用し、一本ずつビス止めして三角屋根が完成。
2階部分を設けるため、水平方向にも同素材の木を組み、木を編むようにして強度を高めた。
室内では格子状の間仕切り壁が、自然光や照明の光で美しい陰影を作り、風を通す。
構造体にも化粧材にも日本人に馴染み深い木を用い、機能的な家に仕上がった。
その土地にあるべき姿の建築を残すことは合理的であり、ひいては森林の活性化にも繋がるだろう。
- 三角屋根
- トップライト
- ハイサイドライト
- SPF材
- 合掌造り
- インナーテラス