田口知子建築設計事務所
- 住所:
- 東京都 港区麻布台1-5-6-701
- 会社URL:
- http://t-taguchi.com/
田口知子
東京都
建築家
電話:03-5545-5936
家族が繋がる、日だまりのあるオープンな家
四方を家に囲まれた、旗竿状の敷地に建つ家。
ご両親と敷地内同居をするため、両親が住まう母屋がある敷地の一角にあった家屋を建て替えた。
二世帯の距離感をほどよく保つため、北側母屋と南側の建て主の家との間の中庭は、できるだけ広くとった。
中庭はふたつの世帯を繋ぎ、外の自然を取り入れる”日だまり”のような存在。
1階のリビングにはこの中庭に向かって全面開口できる窓を設け、光を取り込む。
四方を隣家に囲まれた場所だが、窓をフルオープンすると住まいと庭が繋がり開放的に。
床面積は70㎡と限られた広さ。
部屋を区切らず造作家具や腰壁で適度に仕切ることで、広がりを感じる一体空間とした。
家全体をひと続きの空間にしたことによって、年中通して快適に過ごすことができるように。
床下に輻射熱暖房機を設置したことで、床下を循環した温かい空気が家中に巡る。
夏場は土のひんやりとした輻射熱によって下から上へ涼しい空気が抜ける。
家族が繋がり、快適に過ごせる住まいが完成した。
- 中庭
- 吹き抜け
- テラス
- ウッドデッキ
- 縁側
- アウトドアリビング
- 敷地内同居
- 輻射熱暖房機
光と風と緑、自然を楽しむサンルームのある家
都内の中でも緑の残った郊外の住宅地、道路に面した北側以外の三方向を隣家に囲まれた敷地に建つ家。
祖父母から譲り受けた家を、建て主家族のライフスタイルに合わせて建て替えた。
子育て真っ最中の奥様が大切にしているのは、家族で食事をしたり友達とお茶を飲んだりする時間。
そこで、日中生活し、家族や友人と集う大切な場所であるリビング・ダイニングは快適性を求めて明るい2階に配置。
1階には寝室や水回りを配し、プライベートなスペースとした。
2階LDKはひと続きの開放的な空間。
リビング北側にはサンルームを設けた。
サンルームからは隣にある麦畑の緑が見え、光と風、緑といった自然を取り込む心地良い場所となっている。
ナチュラルモダンな内部空間を彩るのは、パステルカラーで塗り分けられたカラフルな壁。
屋上のルーフテラスやリビングの一部のガラス張りの透けた床など、わくわくする場所がある楽しい住まいとなった。
自然をふんだんに取り込んだ居心地の良い空間に遊び心を取り入れた、生活を豊かにする家が完成した。
- 書斎
- ルーフテラス
- サンルーム
- 2階リビング
- ナチュラルモダン
豊かな共用空間で3世帯を繋ぐ、大らかな住まい
両親と姉妹それぞれの世帯が暮す、”3世帯住宅”。
もともと姉夫婦が長男誕生後に実家で両親と同居しており、間もなく妹夫婦にも長女が誕生。
「みんなで実家で暮らせたら」との思いで、総勢8人が暮す3世帯住宅へと建て替えることになった。
敷地は南北に縦長く、面積は約47坪。
限られた広さだが、私室を小さく抑えて共用のスペースを広くとることで、狭さを感じさせないゆったりとした住まいとなった。
吹き抜けになった共用階段や子供用のスタディスペース、屋上テラスといった共用スペースを家の中央に配置。
1階は共用の玄関とご両親世帯の住居。
2階、3階は階段を中心にして、姉世帯と妹世帯の住居を南北に振り分けた。
1世帯あたりの占有面積は約15坪ほどになるが、共用スぺースにゆとりをもたせたことで広がりのある空間が実現。
吹き抜けにある子供用の書斎はどの世帯からも目に入る位置にあり、家族みんなで子供たちを見守ることができる。
休日は屋上のテラスでみんな一緒に食事をしたり、3世帯の共同生活を楽しんでいるのだそう。
各世帯のプライバシーはしっかり守りつつ、お互いの気配を感じながら程よい距離感を保って生活をしている。
家族が繋がり、家族みんなで子供たちの成長を見守ることができる大らかな住まいが完成した。
- 吹き抜け
- 階段
- 多世帯住宅
- 屋上テラス
- 子供書斎