阿曽芙実建築設計事務所
- 住所:
阿曽 芙実
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日常の余白を大切に、白い安らぎの家
家づくりに選んだのは、袋小路を区画整理した閑静な住宅地。
前面に駐車場を持つ、二階建ての家が並んでいる。
建て主は、共働きの両親と子どもたちからなる核家族。
家族がそろうのはおもに朝と夜という、あわただしい毎日を送っている。
忙しい毎日の中で家で過ごす時間が豊かになるように、余白をデザインした。
ラッパ型に広がる余白は、廊下であり、子どもの遊び場であり、光の通り道になっている。
家具を置かず、自由に回遊できるスペースが家の中心にあることで、落ち着いた時間を持つことができる。
静かな空間と活動的な空間が隣あい、家族が行き交う住まいが完成した。
- 吹き抜け
- トップライト
- ハイサイドライト
- ロシアンバーチ
子どもがのびのびと育つ“森”のような家
ご夫婦と3人のお子様、5人家族のための家。
子どもたちがのびのびと成長できる住まいにするため、イメージしたのは「森」。
家全体を森に見立て、住まいのいたるところに家型のモチーフを配して森の中に佇む家々を表現。
通り抜けたりくぐったりできる場所をつくって、森を散策しているかのような、わくわくする住まいをつくり上げた。
通りに面した土間仕様の玄関を入ると、1階全体にLDKが広がる。
間仕切りのない広々としたLDKの中、ラワン合板に覆われたトイレと階段室だけが籠れるような空間になっており、空間にメリハリを生んでいる。
1階と2階を繋ぐのは、森の中の小道のような階段。
階段室を覆う三角屋根は、枝葉のトンネルのように見える。
トンネルのような階段を抜けると、開放的なホールが現れる。
ホールは家族が多目的に使える第二のリビングのようなスペースで、子供室、主寝室、水回りといった2階の全居室の中心となっている。
ホールにはベンチのように使えるよう段差をつけており、一休みできる切り株のよう。
子どもたちにとっては、家全体がわくわくする遊び場。
まさに森のような、表情豊かな住まいが完成した。
- モダン
- 階段
- ナチュラル
- ルーフバルコニー
- 土間
- 小あがり
- バスコート