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緑の借景を望む”おうち”で穏やかに暮らす
東京屈指の住宅街に佇む三角屋根の家。
”おうち”と呼びたくなるような可愛らしい家の中には、緑を望む大空間が広がる。
東京都が管理している緑地を気に入り「この緑を眺めながら暮らしたい」と土地を購入した建て主ご夫婦。
緑地に面する東側ダイニングには、借景を最大限に生かすため、床から天井までの大開口を設けた。
額縁のような木製サッシが外の景色をまるで絵画のように取り込んでいる。
リビング・ダイニングから続くテラスは第2のダイニングともなっており、天気の良い日は緑に囲まれて食事やお茶を楽しんでいる。
都会の中にありながら、木々に囲まれ季節を感じられる、穏やかな時間が流れる住まいとなった。
ロフトからリビングを見る
「緑を眺めて暮らしたい」というのが建て主の希望。
緑地が広がる東側一面に、床から天井まで至る窓を配した。
大小さまざまな四角形の木枠が、額縁のように外の風景を切り取っている。
緑の借景を最大限に生かした空間となった。
大きなテーブルを囲むダイニング
空間に広がりを持たせるよう、リビングとダイニングの間には間仕切りを設けていない。
30坪ほどの敷地とは思えないほどの開放的な空間となっている。
「良いものを永く丁寧に使い続けたい」という考えの建て主ご夫婦。
昔から使われている大きなダイニングテーブルが、空間にしっくりと馴染んでいる。
ダイニングからリビングとバルコニーを見る
リビングとダイニングの間には大きな造作家具を置き、空間を柔らかく区切っている。
ダイニング側から見るとカウンターのように見えるが、リビング側はAV機器を収納できるようになっており、ごちゃつきがちな配線も収納できる。
ダイニング、リビングの両方がテラスへとつながっている。
デッキテラス
リビング・ダイニングから続く、4畳半大のテラス。
建て主が以前過ごした欧米のテラスをイメージして作った。
心地よい季節はダイニングの代わりにもなり、緑を眺めながら食事やお茶を楽しんでいる。
大勢で囲めるキッチン
建て主こだわりの広々としたオリジナルキッチン。
フランス家庭料理の料理教室を主宰している奥様。
大勢で作業ができるよう、ロの字型にし、中央にはIHクッキングヒーターを備えたカウンターを設けた。
リビングとキッチンの間の螺旋階段
黒のアイアンの螺旋階段が空間を引き締めるアクセントに。
ひとつながりの空間を緩やかに仕切っている。
大きなカウンターテーブルのある書斎
螺旋階段を上ると現れるロフトは、書棚と横長のカウンターテーブルを備えた書斎。
コンパクトな家でありながら書斎コーナーは2つあり、ご夫婦やお子様、使う人が徐々に変わっていくことも想定した。
子供部屋
鮮やかな壁の色が印象的な子供部屋。
子供たちの好きな色をペイントした。
スタディスペースとクローゼットは別にスペースがあるので、子供部屋にあるのはベッドと趣味のものだけ。
小窓の並ぶかわいらしい外観
切妻屋根に小さな小窓が並ぶ、優しい印象の外観。
小ぢんまりとして愛らしく、”おうち”と呼ぶのにふさわしい。
ダイナミックに緑が広がる内側とは、また違った印象の外観となった。