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一体感のある空間で家族の気配を感じる家
両親から受け継いだ家を、時代と家族の暮らしに合わせて建て替えた。
角地で人目につく場所のため、プライバシーの確保を重視。
それとともに、街のシンボルとなるような洗練された、印象深い外観を目指した。
外からは複雑そうな造りに見えるが、中の間取りは至ってシンプルで、ほぼひと続き。
ウッドデッキとつながるリビングダイニングを中心とした1階。
2つの吹き抜けで、フリースペースと寝室のある2階につながる。
家のどこにいても家族が過ごす気配を感じられる、開けた明るい空間となった。
開放的なリビング
リビングの南側全面に窓を配し、外には広々としたウッドデッキ。
窓には木製サッシを使用、全てが片側に引き込め、全開すれば中と外とが一体化した開放的な空間に。
ウッドデッキからリビングを見る
家の南側には、大きなウッドデッキを設け、隣家との距離を保つ役割も。
リビングとは全面開口でつながる。
デッキではわんぱく盛りの子供たちが遊んだり、
婦人が友人とヨガを楽しむことも。
中庭からウッドデッキ、リビングを見る(夕景)
中庭からは開けた空を仰ぐことができる。
十五夜にはウッドデッキでお月見をしたのだそう。
シンボルツリーとして植樹したヤマボウシが四季を感じさせる。
リビングに設けた畳コーナー
リビングに隣接して畳コーナーを設けた。
客間としても、子供のお昼寝スペースとしても利用できる。
南側には地窓がある。
2階の吹き抜けから見下ろしたリビング・ウッドデッキ
階段からリビングにかけては吹き抜けになっている。
吹き抜けの向こうはフリースペースにつながり、
1階にいながら2階で遊ぶ子供の気配を感じられる。
中庭へと続く玄関ホール
玄関から中庭を望む。
玄関ホールの床は黒く染めたモルタル。
マッキントッシュの椅子がアクセントとなっている。
全面開口の窓の先には、
日差しを受けて輝く水盤が続く。
洗面室と浴室
浴室には中庭を望む窓を設け、プライバシーを守りながらも開放的。
窓からは中庭の水盤と植栽が見える。
洗面室と浴室の間の扉は外の物干し場に続き、効率的な家事の動線を確保した。
シックなトイレ
黒い壁に囲まれたシックなトイレ。
銅板製の手洗いはオリジナルデザイン。
天井まで伸びた四角い管は手洗いの水栓。
街のシンボルになる縦格子の家
白い外壁に配した縦格子の塔が印象的。
邸宅は角地の、人目につく場所にある。
街に溶け込みつつ、シンボルとなるような外観を目指した。
暮らしの気配を感じさせる格子の塔
家の中からは格子の隙間から外の様子がうかがえるが、
外から中の様子はほとんど見えない。
絶妙な格子の具合でプライベートを確保した。
夜になると、格子の隙間から漏れる光が暮らしの気配を感じさせる。