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土間・縁側で包む町家リノベーション

土間・縁側で包む町家リノベーション

奈良市にある大正時代に建てられた住宅のリノベーション。建物は主に借家として用いられ、何度かの増改築を経て空き家になり放置されていました。雨漏りや蟻害によって柱・梁や土壁が深刻な被害を受けており、庭に増築された水廻りと伸び放題の樹木によって鬱蒼とした状況でした。建替えも検討しましたが、3面道路後退の影響で同規模の建物が建たないことや、お施主様が町屋に住みたいという強いご希望をお持ちだったことからリノベーションを選択しました。しかし土壁を耐震補強し伝統構法で修復するためには新築を超える時間や費用が必要です。また家全体を断熱補強・高気密化すると屋内と屋外が緩やかに繋がった町屋らしい雰囲気も壊れてしまいます。そのためコンパクトな居間を家の中心に据えて現代的な工法で耐震補強・断熱補強を行ない、その周りを玄関・収納・ガレージ・縁側・トイレ・書庫・階段から成る半屋外の「透き間」で囲んだ入れ子状の間取りとすることで、コストを押さえつつ、屋内・半屋内・屋外の3つの領域が重なり響きあうような、町家の雰囲気を引き継いだ住まいを設計しました。

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ラフでクールなマンションリノベーション

バルコニー側を見る

都心に建つ築38年のマンションをリノベーション。 建て主が単身で住む部屋として、また、将来賃貸として運用することも視野に入れてリノベーションを進めた。 仕事も遊びも楽しめる超都心エリアの中で購入を決めたのは、傾斜制限によって壁一面が斜めになった約59㎡の部屋。 既存の間仕切りは取り払い、バス、トイレ、キッチンといった水回りを壁側に寄せた。 残ったスペースをワンルームにすることで、開放的な住空間が実現。 ワンルームの一角にはベッドスペースを設け、可動式の収納棚を造作することで空間を緩やかに、フレキシブルに仕切ることができる。 内装はラフでエッジの効いた仕上げに。 壁や天井の一部には蔦が絡まるような模様をつけ、アクセントになっている。 個性的な住まいとなったが、将来賃貸にする場合も自分と同じ感性の人に気に入ってもらえればと建て主は話す。 男の独り住まいらしい、辛口でカッコイイ部屋が完成した。

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