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原浩二建築設計事務所

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住所:
島根県 出雲市塩冶町1065-4
会社URL:
http://www.harakoji.com
FAX:
0853-31-6860

原 浩二

島根県

建築家

電話:0853-23-2023

家づくりは施主、施工会社、建築家の共同作業です。三者の信頼関係を築くことが家づくりの第一歩です。完成までの約一年は様々な困難や問題が待ち受けていますのでそれを乗り越えるエネルギーも必要です。完成時にはそんな苦労も笑って話せる家作りをしたいと思います。

環境に対応した”大屋根”と”段々畑”を持った住まい

外観

出雲地方の象徴とも言える「北山」が背後にそびえた地域。
のどかな自然が残されたこの地域だが、一方で出雲大社に続く幹線道路もあり落ち着かない環境にある立地の住まいである。

このような環境の中で考えだされた建築回答が「大屋根」と「段々畑」だった。
道路と建物の間に背丈ほどの盛り土を設け、外部からの要因を緩やかに遮り、盛り土と続くように伸びる片流れ屋根が建物を風雨から守っている。更にこの盛り土と内部空間の間に大きな軒下空間を造り出し、段々畑はガーデニング好きの施主の奥様により様々な植栽が植えられた。
この緑豊かな空間は、1階の居間に対する大屋根とも相まって中庭的空間を造り出した。また大屋根には施主の仕事も兼ねた太陽光パネルが設置され、エネルギーのコントロールを図りつつ、深い軒によって夏冬の陽射しもコントロール出来る仕組みとなっている。

夏も暑く雨も多いこの地域で、大屋根や深い軒が日陰を落とし、雨よけになることで折角の中庭やデッキテラスが「使えない場所」にならないよう配慮がなされた。自然の地ならではの外の風や緑をより感じられるものとなっている。
従来の田舎の家作りとは異なった形であるこの住まいが、この地域性に新たな風景や周りの環境に溶け込んでいくものとなっていく期待を生み出すものとなるだろう。

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