ウッキー
- 住まい:
- 大阪府
- 性別:
- 男性
理想の住宅づくりの参考になるような施工写真を探しています♪
都市と郊外の狭間、緑の中に浮かび上がる家
静岡駅から車で約10分ほどの場所、なだらかな斜面に広がる茶畑の緑のなかに、白いコンクリートの家が佇む。
風致地区*と市街化調整区域*の境目に位置し、敷地面積およそ174㎡、建蔽率40%、容積率60%という条件。
高さ制限に加え、敷地の30%を緑地とする規定もある。
そんな厳しい条件のなか、北から南に傾斜している土地を利用して地上1階、地下2階建ての住まいを計画。
1階のエントランスホールから半階下がったところにアトリエを、半階上がったところには客間となる和室を配置。
2階にはリビング・ダイニングや寝室を配し、プライベートなスペースに。
高さは制限内に納めつつ、豊かな生活空間をつくりだした。
建物の周囲には樹木やハーブを植え、既定の緑地を確保。
緑の中に浮かび上がるような住まいとなった。
2階東側のダイニングに配した横長のFIX窓からは、茶畑の緑を借景。
豊かな自然を享受し、心安らぐ空間が完成した。
極上のロケーションを最大限に有効活用した贅沢な住まいで、穏やかな暮らしを送っている。
*風致地域…都市計画法において、都市の自然美を保全するために定められた制度
*市街化調整区域…都市計画法において、市街化が抑制された区域
久保田正一建築研究所 静岡県
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天体観測ドームのある家で、星を見ながら暮らす
東京での仕事をリタイアし、軽井沢に移住を決めた建て主。
自然の中で、趣味の天体観測を友人たちと楽しみながら暮らせる”終の棲家”を求めた。
余暇に趣味を楽しむための別荘ではなく、あくまで生活をする住まいを創るに当たって、天体観測ドームをいかに住居に組み入れるか、その距離感や方法が課題となった。
そこで、天体観測ドームと分離しながらも、それと共存した生活空間を提案。
天体観測を楽しみながら食事や会話を楽しめるよう、室内のLDKから大きく張り出した庇の下にアウトドア・リビングを設けた。
アウトドア・リビングは住居とドームの2つの棟を繋ぎ、これらの空間に一体感を持たせる役割を担っている。
望遠鏡で見た星をパソコン画面でも見られる機能を取り入れ、家の中でも観測を楽しむことができるように。
ドームと住居は離れているものの、趣味と生活は切り離さないよう考慮した。
軽井沢は湿度が高いため、室内の通気性や湿度の調整にも配慮が必要となる。
窓の配置を工夫するだけではなく、構造には独自に開発した木組みを採用した。
また、空間の縦横比すべてを、黄金比である5対8で構成。
美しく整った、端正な空間をつくった。
趣味を楽しむのみでなく、快適な暮らしを追及した家。
心地良い住まいで、星空を満喫しながら生活を愉しんでいる。
株式会社 矢板建築設計研究所 東京都
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斜め窓の”おうち”の中に広がる「からくり箱」
傾斜地の頂上、街を見下ろす見晴らしの良い場所に、切妻屋根の”おうち”がある。
真っ白な外壁の極めてシンプルな外観だが、見る人を驚かせるのは窓の形。
横長の窓が、壁を斜めに切り取っている。
窓を斜めにしたのは、近隣の目を気にせず眺めを愉しむための工夫。
春になると近くの公園の桜を、遠くには遊園地の観覧車も見渡せる景色の良い場所だが、大きく窓を取るとプライバシーの確保が難しくなる。
そこで細長い窓を斜めに配し、周囲からの視線をカットしつつも、足元から上方まで変化に富んだ開けた眺望を得た。
また、階段を窓に沿って設けたことで、階段を上り下りするごとに景色の変化を楽しめる。
3階建ての家の中の、空間構成も特徴的。
最も眺めの良い3階に生活の中心であるLDKを、2階には和室とクローゼット、1階には寝室や子供室、水回りを配置。
1階の寝室には2階の小部屋につながる専用の階段があるのだが、その小部屋は2階の和室となつながっていない、隠し部屋のような場所。
階段の途中には、1階の子供室とその先の庭まで見通せる場所がある。
大小の部屋が上下・左右に思わぬところでつながるからくり箱のようなつくりになっており、家のどこに居てもおもしろい。
可愛らしい”おうち”の中に、変化に富んだワクワクする空間を完成させた。
石川淳建築設計事務所 東京都
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大切な家を思い出と共に住み継ぐリノベーション
建て主が祖母から受け継いだ、築60年、木造2階建ての家をリノベーション。
耐震面を補強し安心して住めるようにするとともに、5Kと細かく仕切られていた間取りを一新し、1階、2階ともに間仕切りのないワンルームに。
リノベーション前は風通しが悪く閉塞感があったが、間取りや窓の配置を見直したことで、光と風で満たされる、居心地の良い住まいとなった。
内装には無垢材や珪藻土など自然素材をふんだん使用し、温かみのある空間に。
「祖母と暮していた頃の思い出も大切にしたい」という建て主の希望で、以前使っていた障子やガラスを新しい建具に組み込んで再利用した。
思い出を携え、これからも永く安心して暮らせる住まいが完成した。
株式会社スタイル工房 東京都
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家族が繋がる、日だまりのあるオープンな家
四方を家に囲まれた、旗竿状の敷地に建つ家。
ご両親と敷地内同居をするため、両親が住まう母屋がある敷地の一角にあった家屋を建て替えた。
二世帯の距離感をほどよく保つため、北側母屋と南側の建て主の家との間の中庭は、できるだけ広くとった。
中庭はふたつの世帯を繋ぎ、外の自然を取り入れる”日だまり”のような存在。
1階のリビングにはこの中庭に向かって全面開口できる窓を設け、光を取り込む。
四方を隣家に囲まれた場所だが、窓をフルオープンすると住まいと庭が繋がり開放的に。
床面積は70㎡と限られた広さ。
部屋を区切らず造作家具や腰壁で適度に仕切ることで、広がりを感じる一体空間とした。
家全体をひと続きの空間にしたことによって、年中通して快適に過ごすことができるように。
床下に輻射熱暖房機を設置したことで、床下を循環した温かい空気が家中に巡る。
夏場は土のひんやりとした輻射熱によって下から上へ涼しい空気が抜ける。
家族が繋がり、快適に過ごせる住まいが完成した。
田口知子建築設計事務所 東京都
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2つの庭で街と繋がる、“ひだまり”の家
四方を隣家に囲まれた旗竿状の敷地に建つ家。
さらに南側にはアパートの開放廊下があり、プライバシーの確保が必要となる。
建て主の希望は「ひだまりに包まれるような居心地の良い家」。
プライバシーを守りつつもいかに光と風を住まいに取り入れるかが課題となった。
そこで、敷地の南側に細長い庭をつくり、その庭を囲むようにL字型に建物を配置。
南の庭は住まいに光や風、緑といった自然をもたらすとともに、隣家との距離を保つ緩衝スペースとなっている。
主空間であるLDKは2階に配置。
斜めの天井に導かれるように南光が差し込み、冬でも昼間は暖房いらず。
建て主の要望通り、光に満ちた居心地の良いリビングが実現した。
さらに、北側の路地部分にももう一つの庭を配し、2階のサービスバルコニーから見下ろせるように。
南側にのみ開いて北側に背を向けるのではなく、南北両面に開くことで街と、社会と繋がる住宅にした。
1階に設けた奥様のためのピアノルームでは、将来音楽教室を開くことも計画しているのだそう。
「ゆくゆくは、近所の人が集まるような場所に育てていきたい」と話す奥様。
旗竿地にありながら、街と繋がり光で満たされた、ひだまりのような住まいが完成した。
佐藤重徳建築設計事務所 東京都
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遊びと仕事、暮らしを繋げた、職住一体の住まい
海と山に囲まれた自然豊かな場所。
高台の小道を抜けた気持ちの良い場所に建つ、築50年の木造平屋をリノベーション。
アートディレクターのご主人とフードディレクターの奥様は、夫婦で食とアート、デザインを中心としたユニットとして活動しており、そのアトリエ兼自宅へと生まれ変わった。
住まいは外と大いにつながる開放的な空間。
外溝に面する大きな窓を開け放てば、内と外の境界が曖昧に。
外溝からそのまま続く土間にダイニングを配し、土間から一段上がったところをリビングとした。
リビングダイニングと、奥様の仕事場にもなるキッチンはラーチ合板の構造材で仕切った。
キッチンの隣にはワークスペースを設け、住空間と仕事場は緩やかに分けられている。
この家のテーマは「くらす」。
家族が学校のクラスメートのように過ごすという意味の「クラス」、上質という意味の「class」、そして「暮らす」。
‟食う寝るところ”に遊びと仕事をプラスした、建て主らしい暮らしを形にした。
渡辺泰敏建築設計事務所 東京都
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閉じた家の中に広がる、光に満ちた別世界
低層階の家がゆったりと立ち並ぶ住宅地に建つ、地下1階地上2階建ての家。
外部から見えないようにしつつ、内部は開放的な家にしたいという建て主の希望をもとにデザインした。
隣家との距離が近いこの土地で、プライバシーを確保しながらも開放感のある内部空間をつくるには、工夫が必要。
そこで、地下から空までを貫く中庭を配置。
その中庭を「PATIO(パティオ)」とし、住まいに一体感と開放感を与える重要な役割を持たせた。
生活の中心となるLDKは明るい最上階に配し、外部からの視線を遮るために、パティオと一緒に周囲を外壁で囲った。
こうすることで、外部から覗かれる心配なく、庭から外の自然を大いに取り込む開放的な住まいを実現した。
寝室や書斎、水回りといったプライベートな機能を集約した地下にも、中庭と連続するように地下庭を配置。
空まで抜けた庭から光が入り、地下にいるとは思えない心地良い空間となった。
2階LDKと地下、ふたつのプライベートなフロアに挟まれた1階には、お茶会も開けるようにデザインした和室が。
1階和室は、外からの視線を遮断した2階と地下とは異なる、外部との繋がりが強い空間とした。
和室においてのパティオは、茶室に例えると「*露地」となる場所。
露地とも言える1階の庭は上階の中庭、地下庭と階段でつながっており、パティオには流動性と一体感をもたせた。
外には閉じつつも、パティオに向かって開く。
堅固な建物の中に、光に満ちた別世界が広がっている。
*露地
茶庭ともいう。茶室に付随する前庭のこと。
株式会社 矢板建築設計研究所 東京都
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洋服を見て楽しむ”ショーウィンドウ”がある家
家づくりを考え始めた当初から、中古物件をリフォームしようと考えていたという建て主は、利便性と114㎡という広さが決め手となり、都心にほど近い中古マンションを購入。
ご夫婦と、奥様のお母様の3人が暮す住まいへとリノベーションした。
ファッションが大好きだというご夫婦の希望は、日々の暮らしの中でファッションを感じられる空間。
そこで、住まいの中央に位置する玄関からリビングまでの通路に、洋服や小物をディスプレイしながら収納できるショーウィンドウのようなクローゼットをつくった。
毎日通る通路に”見せるクローゼット空間”を配置したことで、生活のなかに自然とファッションが溶け込んでいる。
内装は、コンクリート躯体むき出しの天井やモルタルの床や壁などで辛口に仕上げ。
シックでクールな空間に引き立てられ、随所に飾られたこだわりの洋服や雑貨の魅力も浮かびあがる。
大好きな洋服が主役の住まいは、洗練されたセレクトショップのよう。
建て主の趣味とライフスタイルを存分に反映した、日々の暮らしを楽しむための住まいが完成した。
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一体感のある空間で家族の気配を感じる家
両親から受け継いだ家を、時代と家族の暮らしに合わせて建て替えた。
角地で人目につく場所のため、プライバシーの確保を重視。
それとともに、街のシンボルとなるような洗練された、印象深い外観を目指した。
外からは複雑そうな造りに見えるが、中の間取りは至ってシンプルで、ほぼひと続き。
ウッドデッキとつながるリビングダイニングを中心とした1階。
2つの吹き抜けで、フリースペースと寝室のある2階につながる。
家のどこにいても家族が過ごす気配を感じられる、開けた明るい空間となった。
マニエラ建築設計事務所 兵庫県
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