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投稿記事
大きな鉄骨造戸建て住宅のリノベーション。2階部分を全改修して、1階親世帯・2階子世帯の分離型2世帯住宅に変更する計画です。40帖の大きなLDKを生活の中心として、窓際に数珠つなぎに居室や水廻りを並べ、採光の取れない中央部には大きなパントリーとファミリークローゼットを配置、回遊性の高い間取りとしました。ファミリークローゼットの周りは間接照明でライティングした回廊として設え、冗長になりがちな大きな空間にメリハリを効かせています。
YYAA 山本嘉寛建築設計事務所 大阪府 建築家
農具小屋を改装したスタジオのような家
農具小屋として使われていた建物をリノベーションした住まい。 2階に配したワンルームのLDKは40畳もの広さがある。 だだっ広いLDKを取り囲む壁や床、天井を白で統一。 光が白い壁に反射する、まるでスタジオのような空間になった。 実際、お子様や料理の写真がきれいに撮れるのだそう。 ご夫婦揃って料理好きだという建て主。 広いLDKには6mの長さのキッチンカウンターを据えた。 壁側にはコンロと作業スペースが一体化したカウンターを、その手前にはシンクと調理スペース、ダイニングテーブルが一体化したカウンターを配置。 ダイニングの部分のみ床レベルを低くしたことで、お子様も一緒に料理しやすい。 一緒に料理し、食事をする、家族が集まる住まいの中枢のような場所となっている。 また、LDKの一部に寝室や水回りを集約した箱を配置。 真っ白なLDKに対し、個室の壁はカラフルにして変化をつけた。 個室がある箱の上はロフトにして有効活用し、オープンな子供部屋に。 いつでも家族の気配を感じられ、安心感がある。 家族の日常を写し出す、美しいスタジオのような住まいが完成した。
AIRHOUSE DESIGN OFFICE 岐阜県 建築家
一体空間の中心にキッチンを据えた快適な住まい
ふたりのお子様の子育て中の建て主ご夫婦の理想は、街中に住んでいても緑が目に入る開放的な住まい。 さらに家の中心にキッチンを据えて、家事をしながらも家族の気配を感じたいというのが奥様の希望。 そこで、2階のLDKと連続するよう広々としたルーフテラスを設け、外との一体感のある空間を作った。 2階のどこに居ても、大きくL字型に切り取られた開口から外の景色を眺めることができる。 LDKの真ん中にあるキッチンは、リビングにいる家族の様子をうかがうことができ、テラスの眺めも堪能できる快適で気持ちの良い場所となっている。 家族を見守る”司令塔”のようなキッチンを中心に、空間がゆるやかに繋がる開放的な住まいとなった。
株式会社一級建築士事務所設計組織DNA 京都府 建築家
料理とおもてなしを愉しむ巨大キッチンのある家
延床面積約43坪、三階建ての家を知人から買い取り、リフォームすることにした建て主。 ご夫婦が特にこだわったのはキッチン。 奥様は料理が好きでおもてなし上手、ご主人はカクテルを作るのが趣味だという。 そこで50㎡を超える2階全体をワンルームのLDKに。 間口2.8mの巨大なキッチンを設けた。 キッチンは業務用のオーブンやハイカロリーバーナーまで備えた本格仕様、さらにその向いの壁には数々のリキュールやスピリッツが並ぶバーコーナーもある。 料理とお酒を存分に楽しむ、贅沢な空間となった。 1階には広々とした庭付きのバスルームや和室、3階には寝室を配置。 構造に関わる部分はできるだけ変えず、上から新しい材で包んで空間を一新。 個室の間仕切りは取り払い、大らかな空間をつくった。 大きなワンルームの空間のなかにも、床材や床の色に変化をつけて空間の性格ごとに領域を演出。 空間にメリハリが生まれ、広がりを感じられる。 大胆なプランで、建て主のライフスタイルと好みを表現した住まいが完成した。 ご夫婦揃ってキッチンに立ち、おもてなしを愉しむことだろう。
長谷川洋平 / 長谷川大輔構造計画 東京都 建築家
機能的で美しい、懐かしさを感じる料理家の家
建て主はテレビや雑誌への出演、様々な食のビジネスなど多方面で活躍する料理家。 「なつかしいと感じる家にしたい」という建て主の要望をもとに、ホッと安らげる空間、そして仕事にも使える、機能的かつ美しいキッチンをつくった。 18畳のキッチンには、プロならではの視点が生かされている。 キッチンカウンターとテーブル型の冷蔵庫は壁付けにし、中央に広々とした作業スペースを確保。 掃除のしやすさを重視し、前面の壁は人造大理石、床はタイル、天板はステンレスを選択した。 キッチン以外は、手持ちのアンティーク家具がしっくりと馴染む、懐かしく味わいある空間。 昔ながらの家のように自然素材をふんだんに使いたいと、壁は珪藻土、床は無垢材で仕上げた。 庭の緑を眺められるリビングの大開口には格子戸を設け光をしぼり、ほの暗く。 陰影のある、落ち着いた印象の空間となった。 普段から来客が多いため、2階にはセカンドリビングや夫婦それぞれのための書斎も設けた。 夫婦にとっての「終の棲家」となるため住まいはバリアフリー仕様になっており、部屋間の段差をなくし、ホームエレベーターを設置する場所も確保している。 これから20年、30年と、住み手と共に時を重ねていける、そんな住まいが完成。 懐かしい空気感漂う空間で、丁寧で穏やかな暮らしを送っていくことだろう。
上野毛A邸
周囲を緑に囲まれ中庭をもつ落ち着いた低層マンション。3階建の2階部分住戸のリフォーム。 玄関を中心にパブリックゾーン(ダイニング等)とプライベートゾーン(寝室等)を振り分けるプランは来客の多いクライアントにとってふさわしいものだった。 パブリックゾーンとプライベートゾーンを外部的な空間と内部的な空間として特性を分け、仕上材の素材感によりそれを表現するようにしている。
リノベーションでつくる、居心地の良い家
長年住んだ賃貸住宅を、オーナーから買い取りリノベーションした建て主ご夫妻。 居住経験をフィードバックし、好みの間取りを追求した。 建築関係の仕事に携わる建て主ご夫妻がこだわったのは、余計な仕上げが必要な素材を使わないこと。 壁材には個性的な木目が特徴のラーチ合板を使用、天井にはコンクリート躯体を現した。 ホームパーティーを開くのが好きなご夫妻のライフスタイルに合わせ、キッチンを中心にレイアウト。 調理しながら、家族やゲストと会話ができる長いカウンターを採用した。 集合住宅なので変更できない共用部のサッシは、木製建具の内窓を追加し、断熱性を高めた。 限られた面積でも、素材やインテリアにこだわることで快適な空間を演出することができる。 小さくても心地よい、木の香りの家が完成した。
緑とアンティークな家具に囲まれた”山荘”のような家
海外生活から帰国し、公園を挟んだ隣の敷地に土地を購入した家主。 緑に囲まれ、大きな庭がありまるで山荘のような家は、れっきとした都内に建つ家だ。 敷地は、広い家を建てるには建ぺい率や容積率が難しい。 そこで生まれたのが、わずか84平方メートルの総面積の家だった。 廊下や壁、扉を最低限に減らし、階段室とホールを巧みに分け、驚異的な広がりのある居住空間を造り出した。 公園に面した南側2階部分に、デッキを兼ねたLDKを配置。 白い人工大理石のキッチンは、長さ約4メートルのカウンターがデッキに突き出た造りだ。 前面に庭を配し、公園の遊歩道からの視線をコントロール。 建物は広さを確保したことによって、家主が海外で収集した趣のある様々な家具もすっきりと収まった。 寝室や収納部分も細かく配慮し、建物内に行き止まりを無くすことでゆとりを確保。 精神的圧迫感のない工夫がなされている。 新しい家ながら、長年暮らしているかのような住まい。 小さいながらも圧迫感のない、くつろぎのある山小屋のような住まいが誕生した。
株式会社彦根建築設計事務所 東京都 建築家
家族が繋がれるキッチンのある開放的な家
見晴らしのいい敷地に建てられたこの家は、家主夫妻が求めた「居心地のいい空間」が特徴的。 外観をはじめとして白と木を基調としたインテリアが洗練された印象をかもし出している。 眺めの良いバルコニーのある2階LDKは、将来子供室としても使えるデスクコーナーとロフトを備えた、天井の高い大空間な造りで、開放感を感じさせる。 家具のようなインテリアを感じさせるアイランドキッチンには、平面のIHコンロを採用。スイッチもキッチン上部に配置されており操作性に優れている。 またキッチンの北側に面する壁面には、冷蔵庫や収納スペースを埋め込み、すっきりとした合理性を兼ね備えている。 1階には、ガラス扉が採用された透明感のある浴室。その並びにパウダールームを設置し、物干しやアイロンがけにも使えるようになっている。 またふち無し畳が印象的な和室に、天井まで壁面を本棚で区切った書斎つきの寝室を配した。 螺旋階段の吹き抜けや外観の壁面に並ぶ白木の小窓がまた、モダンな軽やかさを生み出している。 大きなバルコニーに面したLDKの明るい大空間が、家族を繋ぐ快適な住まいを持つ家となった。
株式会社彦根建築設計事務所 東京都 建築家
外の視線を気にせず作る人が楽しいキッチンのある家
東京都の郊外、区画整理の為に改築することになった家。 視界は多摩川に面し開けており日当たりは良いが、通行人の多い道があり視線が気になる。 改築にあたってはプライバシーを重視しつつ、明るさを取り入れた家を、との夫妻の希望があった。 そこでオープンでありながらも、敷地と道路の段差を利用し、中庭を設けて建物の奥まで十分な光を取り入れた。 一番奥まった位置にキッチンを配してキッチンとダイニングテーブルをI型に設計した。改築前のダイニングに背を向けなくてはいけなかった点をこれで解決し、外の視界を楽しみながらも視線をコントーロールし、ダイニングと一体化した家に生まれ変わった。 道路に面したリビングはデッキと一体化させ、ダイニングや玄関の高さよりトップに持ってくる事で、外の視線を気にせずくつろげるスペースを確保。 また1階にはモダンな和室を配し、中庭からの採光は部屋の隅々まで届くようになっている。 螺旋階段で上がった2階には、長女の部屋と夫婦の書斎が設けられた寝室を配した。 光をふんだんに取り入れた書斎は眺めがよくリラックス出来る空間。 敷地が区画整理により縮小されることで、コンパクトさを要求された改築であったが、人々が集まれるダイニング、機能性のあるキッチン、程よい屋外との距離感などを生み出した家となった。
LEVEL Architects 東京都 建築家
多彩な居場所がある、居心地の良いコートハウス
閑静な住宅街に建つ、地下1階地上2階建ての住宅。 前面道路と高低差のある敷地を最大限に活かし、中庭のある開放的な住まいを創った。 1階の中心に据えたのは、オブジェのようなステンレス製のアイランドキッチン。 キッチンの両側には、ダイニングとリビングを配置。 ダイニングはスキップフロアでキッチンとつながり石のタイルで中庭と一体化している。 中庭は美しい植栽に、水盤や石のテラスとウッドデッキなど表情豊かな場所。 リビングは吹き抜けのある開放的な空間。 リビングの上、中2階は子供室となっており、その一部がガラス張りとなっているため、1階LDKに居ながら子供たちの様子をうかがうことができる。 家族の気配を感じながら過ごすことができる、居心地の良い住まいとなっている。