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投稿記事
大きな鉄骨造戸建て住宅のリノベーション。2階部分を全改修して、1階親世帯・2階子世帯の分離型2世帯住宅に変更する計画です。40帖の大きなLDKを生活の中心として、窓際に数珠つなぎに居室や水廻りを並べ、採光の取れない中央部には大きなパントリーとファミリークローゼットを配置、回遊性の高い間取りとしました。ファミリークローゼットの周りは間接照明でライティングした回廊として設え、冗長になりがちな大きな空間にメリハリを効かせています。
YYAA 山本嘉寛建築設計事務所 大阪府 建築家
- グッドデザイン賞
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鎌倉の美しさを盛り込んだモダン建築
鎌倉山の一角、自然に囲まれ海を見下ろす眺めの良い場所に建つ家。 都心のタワーマンションで暮らしてきた建て主は、当初別荘としてこの家を計画していたが、プランを進めるうちに自宅にしようと決意。 自然を眺めながら暮らし、海外からのゲストももてなせる住まいをつくった。 真っ白な光触媒塗装を施した四角形のボリュームをずらして重ねた姿は、モダンでオリエンタルな美しさがある。 1階はゲストルーム、寝室、奥様のアトリエと水回りを配したプライベートスペース。 ゲストルームとアトリエからは、外壁に守られた三角形の庭が続いており、シンボルツリーのシマトネリコを望む。 寝室とバスルームの間はガラスで仕切られており、忙しい日常を忘れさせるリゾートのような空間となった。 籠れるプライベートゾーンの1階に対し、2階は開放的で眺めの良いLDK。 柱の無いワンルームの大空間が広がる。 梁と野地板を現した五角形の大天井はダイナミックかつ繊細で、鎌倉の土地性を感じさせる。 収納や水回りを壁面にすっきりと集約し、海の景色や山の自然を室内に取り込むよう計画的に開口を配置。 南側全面に広がる大開口は海側の絶景を切り取り、引き込み式の窓をフルオープンすれば、外の自然との一体感を味わうことができる。 自然とつながり非日常を感じる、心をほぐすリゾートのような住まいが完成した。
APOLLO一級建築士事務所 東京都 建築家
街並みに主張し、緑の借景と暮すデザイン住宅
海外在住の建て主が、将来自らも住むことを視野に入れて構えた、地下2階、地上2階の住居兼賃貸住宅。 裏手にある森を気に入り購入した土地に、自宅と賃貸住宅との2つのユニットから成る2軒の長屋を上下に重ねるようにして造った。 外壁は手仕上の温かみを感じさせるコンクリートのはつり仕上げ。 道路に面する南側の外観は、街並みに対する”顔”としてフォーマルな印象となっている。 構造に工夫し断熱材で包んだことで、内部のおよそ半分が外気温に左右されない空調フリーの空間となり、快適で寛げる住まいとなった。 立体タイルによる大型透かし積みスクリーンが内部空間の主役に。 裏手の森から取り入れた緑の借景はインテリアの一部となっている。 内、外ともに洗練されたデザインで、2011年のグッドデザイン賞を受賞した。
株式会社JWA建築・都市設計 東京都 建築家