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投稿記事
奈良市にある大正時代に建てられた住宅のリノベーション。建物は主に借家として用いられ、何度かの増改築を経て空き家になり放置されていました。雨漏りや蟻害によって柱・梁や土壁が深刻な被害を受けており、庭に増築された水廻りと伸び放題の樹木によって鬱蒼とした状況でした。建替えも検討しましたが、3面道路後退の影響で同規模の建物が建たないことや、お施主様が町屋に住みたいという強いご希望をお持ちだったことからリノベーションを選択しました。しかし土壁を耐震補強し伝統構法で修復するためには新築を超える時間や費用が必要です。また家全体を断熱補強・高気密化すると屋内と屋外が緩やかに繋がった町屋らしい雰囲気も壊れてしまいます。そのためコンパクトな居間を家の中心に据えて現代的な工法で耐震補強・断熱補強を行ない、その周りを玄関・収納・ガレージ・縁側・トイレ・書庫・階段から成る半屋外の「透き間」で囲んだ入れ子状の間取りとすることで、コストを押さえつつ、屋内・半屋内・屋外の3つの領域が重なり響きあうような、町家の雰囲気を引き継いだ住まいを設計しました。
YYAA 山本嘉寛建築設計事務所 大阪府 建築家
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上大野の家
敷地の周辺は住宅などに囲まれています。また、十分な広さの庭や、隣地からの距離の確保が難しい条件でした。その為、窓はプライバシーを確保し、光と風を取り込む事が出来るよう配置しています。 外形は、切妻のシンプルな形状です。内部はワンルーム空間です。其処に、コアとなるボックスを2 つ、配置しています。コアの中には、キッチン、浴室、洗面、寝室、子供部屋などがあります。そのコアの隙間にリビングと階段を配置し、変化のある空間を創り出しています。 data ・所在地:兵庫県姫路市 ・用途:住宅 ・設計、監理期間:2013年10月~2014年8月 ・規模、構造: ①延べ面積:103.53㎡ ②木造2階建て ・担当:川添純一郎建築設計事務所 植村 卓也 ・構造設計:ルート構造設計事務所 ・設備設計:サンキエンジニアリングサービス㈱ ・施工:㈱ハウスインフォ
川添純一郎建築設計事務所 兵庫県 建築家
box+void
敷地は小高い丘陵地の頂にあり、南に見晴らしが良いロケーションです。その利点を活かしてほしいとの要望がクライアントからありました。 四角い外形に、絞られた幾つかの開口があります。その開口から内部に、光と風と風景を象徴的にもたらすことが出来るようデザインしています。 前面の景色を感じながら、boxに落ちる光を楽しめるようvoidを設けています。 眺望側の開口は道に面している為、塀を設ける必要がありました。眺望を望む際、眺望の一部として目に入ります。塀の素材感に何か、柔らかく感じる物と検討しました。その結果、土木用の蛇籠に薪を入れ、塀としています。
川添純一郎建築設計事務所 兵庫県 建築家
海と山の景色を楽しむ、木箱のような二世帯住宅
仲摩邦彦建築設計事務所 東京都 建築家